ダイエットのために有酸素運動をされる人は多いと思います。
私も昔から運動は好きでしたし、会社勤めで運動の機会が少なくなり体重が増えた時も、筋トレや有酸素運動によって身体をシェイプアップしていました。
ところが、60才を過ぎたあたりから急に体の衰えを感じてきて、60代半ばになるといよいよ昔のように運動ができなくなってきました。
具体的に言うと走れなくなったのです。小走りでも少し走るとふくらはぎがパンパンになって、息が苦しくなる前に 脚がもたないのです。
昔のようにジョギングで有酸素運動をする、などという事は無理になってしまいました。大変ショックではありました。
しかしながらよくよく考えてみれば 60代半ばでのジョギングは、有酸素運動としては少々過剰な運動ではないかと思います。
体脂肪を燃やす目的のひとつの有酸素運動は、以下の脈拍数で運動することとされています。
・有酸素運動時の脈拍数: 最大脈拍数の 65~85%
(最大脈拍数 = 220-年齢)
シニア世代の60才の場合は、最大脈拍数 220-60=160回/分なので、以下となります。
・有酸素運動時の適切脈拍数: 104 ~ 136 回/分
この脈拍数に対して私の場合には以下となります。
・時速6.5km で運動を続けた場合:約130回/分 (かなりの早歩き)
・時速7.0km で運動を続けた場合:約140回/分 (最速の早歩き、やや小走り)
時速7.0kmというのは ほぼ最大速度の早歩きで、これ以上は 小走りの状態になります。
つまり、60才では走るという行為は、もはや有酸素運動を超えていることになります。
もちろんどの世代でもジョギングやランニングで走ることもありますし、高齢でもマラソンが趣味の方もいらっしゃるので、走ることが悪いとは言えませんが、60才代が有酸素運動として長時間走り続けるのは、少々強すぎる運動だと言えます。
私の場合は、走ることが難しくなって運動量が少なくなった上、基礎代謝が落ちたこともあって、体脂肪もなかなか落とせなくなりました。
ただ老化はどうしょうもないことですし、無理をして反って健康を損ねるのも本末転倒ですので、本来の健康づくりの目的である
いつまでも農作業ができる健康な体づくり、健康寿命をできる限り伸ばすこと
をしっかり目指して生活していこうと思います。
日頃から食べ過ぎに注意することと、筋力を維持する軽めの筋トレとジョグウォーキング(詳細は別の機会に)、そしてストレッチが毎日の基本です。