(雑記)昔からの小さな農地、農業を継ぐリアル

実家の農業を継いだが、収益の見込みは厳しい。。。。

日記です。愚痴になっていますのでご勘弁。

元々農業で生計を立てるつもりはなかったのですが、両親の後を継いで山林、田畑、実家の管理をしています。

サラリーマンで30年以上前から徐々に私が生計を立ててきたので、両親ともども問題なく暮らしてこれました。

現在は私も会社をリタイアし、他に誰もいなかったので田畑の面倒をみてきているのですが、問題は我が家の農業の実情では、どうやっても収益確保は難しいです。

緩やかな丘陵地のため小さく歪な区画の田畑が多い上、獣害も多発、売却できるような場所でもないです。

これまでと同じように水稲栽培をしている場合、正直農業をしないほうが出費は少なくて済みます。もちろん草刈りなど田畑の管理は必要ですが、それでもやらないほうがましです。

現状の米作りはもっと広い農地が必要であり、本気で覚悟を決めて農地確保から取り組まないといけません。
そういう現状なので、高齢になったことも理由ですが、毎年農業をやめていく人が出てきているのがこの区域の特徴です。
新規就農される人は、いろいろ検討されて就農に最適な土地を探されますが、就農のため我々の土地を購入したいという人はいないし、せいぜい家庭菜園などで貸してほしいという人が少しいるだけです。(実際タダで貸してあげている人もいます)
また新規就農される場合、100ha レベルの広大な農場とかで集団で運営する法人でない限り、まず米作りはされないと思います。米作りは機械が高額過ぎて元が取れないからです。
個人経営として注力されるのは収益性の良い野菜作りであって、そういう野菜が作りやすい地域・環境を選ばれると思います。

一方我々の昔からの農業の場合、機械はあっても 30年以上前の古いもので、作業性は悪く、壊れたら更新は難しいです。その上に 米の売り上げは 30年前と比べ20%程安くなっていますし、逆に機械代、燃料代、肥料代は大きく跳ね上がっています。契約農家など高く売る工夫はあっても規模が小さいとやはり厳しいです。 

よって誰もが毎年「今年はどうしょうか、やろうかやるまいか。機械が壊れたらもうやめなんだけど。。。。」と悩みながら続けている、そして今年もまた米作りをやめていく人がいるでしょう。。。。

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